都立中受検|対策の基本的な考え方

◆国が認定した教育事業となりました

平成31年7月31日(水)、弊社が企画した作文・小論文のDVD教材を作成するプロジェクトが、国の事業に認定されました。今後の活動にも、ぜひご注目くださいませ。<参考ページ

都立中って何ですか?

東京都が設置している、効率の中高一貫校です。以下のような特徴があります。

  • 授業料が無償
  • 国立・早慶等の大学受験合格率が高い

2010年ごろから設置されており、御三家などと併願されています。

都立中の入学者選抜では、『適性検査』が行われます。そのため『受検』と呼ばれます。ただ、受ける側にとっては、『受検』・『受験』といった言葉の問題はどうでも良いかもしれません。

なお、『九段中』も都立中と同じような存在です。ただし、『都立』の中学校ではなく、『千代田区立』の中学校です。

都立と私立では、対策の視点が大きく異なります

よく、「適性検査は小5レベルの問題しか出ないから」というように言われます。

「私立と比較して、都立では難問が出題されない」こことは間違いありません。しかし、もう少し正確に説明しておきましょう。

適性検査では、長い文章の中で生まれた課題について、小問が出題されます。この小問は、それ単体で出題されたとすると、小4~小5で解くような、基本的な一行問題であることが少なくありません。そのため、『小5レベル』などと言われるのです。

ただ、実際には長い文章の分析・理解が求められます。これを安定して解くためには、『小5レベル』の問題が解けるようになった上で、丁寧に訓練・実践する必要があります。

ですから、『小5レベル』と言ってしまうのは、いささかぶっきらぼうな表現です。「実践の方法が、私立と都立では異なる」という程度の表現が正確です。

都立中対策は、教材の選択が難しいです

以下が、多くの人の教材の選択肢かと思います。

  1. 公立中高一貫校向け塾用教材
  2. 公立中高一貫校向け書店教材
  3. 全国公立中高一貫校過去問集

しかし、どれも一長一短あります。

まず、1~2の教材については、解説は丁寧です。しかし、テーマごとの問題数が足りません。私立向けの教材と異なり、そのテーマを得意にできるほど、問題は網羅的に掲載されているわけでもなければ、数も確保できていないのです。

一方、3の全国公立中高一貫校過去問集では、問題数自体は十分準備されています。

しかし、テーマごとにまとまっていません。加えて、テーマの問題が網羅的に準備されているわけでもありません。年によっては、「あるテーマの出題が少ない」なんてこともあるのです。最新年度のものを1冊極めても、まだまだ不安です。

そこでお勧めなのが、1冊の塾用教材・書店教材をマスターしたら、過去問を数年分揃えることです。

まずは、どんな問題が出るのかを理解するために、塾用教材・書店教材に取り組みましょう。その本を理解しつくしたら、苦手なテーマを中心に、過去問から類題をたくさん演習するのです。

テーマをバラバラに演習するのは、決して効率的な学習法ではありません。テーマ別に学習することで、そのテーマをしっかり身につけることができるのです。