都立中受検

まずは私立型の勉強を

過去問を見てみましょう。試験対策の全ての情報が、過去問にあります。

都立中に受かるために能力は、「読む力」「考える力」「書く力」「計算する力」以外の何物でもありません。

ところで、基本的な「読む力」と「計算する力」は、単純な反復練習である程度鍛えることができます。

そして、それは基本から徐々に積み上げることが可能です。

この点、「考える力」と「書く力」は、『明確な答えがない』という問題があり、簡単には鍛えられません。

ですから、まずは私立型の勉強で、『受験小5レベル』ぐらいまで、基本的なトレーニングを積む必要があります。

都立型の勉強は、そこまでが終わってからの方が効率的です。


作文対策の初歩は要約力

都立中の作文は、出題趣旨を見て頂ければわかりますが、小論文と名付けるべき出題内容です。

まずは、出題意図をしっかり把握し、要約することが求められます。

つまり、要約・内容理解が雑だと、多くの人の現代文のように、いい時と悪い時の差が大きく出ます。そうならないようにするために、まずは要約力を高めるところからスタートしましょう。

幸い、要約の訓練は、2~3回しっかり取り組めば、小学校中学年ぐらいの子でも、やるべきことは理解できますから、まずは要約とはどうすることかを学びましょう。


適性検査対策は分けて考える

自分の志望校の問題をしっかり見てみましょう。どういう問題が出ているでしょうか。

まず、多くの学校で立体図形がらみの問題が出ています。つまり、早い段階から立体図形の基本的な問題は、しっかりできるようになっておく必要があります。

必ず割合の問題が出てきます。しかも、割合の問題といっても、概算をさせたり、グラフを作らせたり、様々です。計算は基本的な内容であることがほとんどです。しかし、割合の問題の考え方の部分で揺さぶられては、勉強は一向に進みません。

入試対策はまずは割合がらみの基本的な過去問で、「絶対に間違えない」と思えるぐらいまで取り組みたいです。

資料から読み取り作文をする問題は、読み取れる内容が複数ある場合がほとんどです。その中から、書きやすいものを選んで、すいすい解答していきたいです。

そのためには、普段から自分の書いた答案だけでなく、他にどういう解答が可能だったのか、どれが一番書きやすかったのかを意識しながら、まずは口頭で、次に文章にして、答案を作っていくというような訓練が有効です。


志望校の決定は戦略的に

都立中の志望校を決め打ちしている人は少なくありません。しかし、残念ながら、都立中の問題にはそれぞれ癖があります。

どんなに入りたくても、理系の問題の勉強が進んでいない人が、理系の問題の出題が多いところを受けるのは、不合格の可能性が高くなります。

また、読解のスピードが遅かったり国語が苦手であれば、「考える」「書く」に特化して、桜修館を受けてみるのもありです。

行きたい都立中に行けるのが理想です。ただ、「その都立中に行くこと」が重要なのか、「都立中に行くこと」が重要なのかで、対策も変わってきます。

場合によっては、自分が自信をもって受けられる学校を受けるという選択も重要です。